2008-11

インプレ19 : 『ゴッドハンド』

ゴッドハンド タイトル GOD HAND
 ジャンル アクション
 対応機種 PS2
 対象年齢 CERO 【B】 (12才以上対象)
 開発元 クローバースタジオ
 発売元 カプコン
 発売日 2006/09/14


 プレイ時間 10〜20時間、未クリア(9月16日現在のもの)
クローバースタジオ第二弾「ゴッドハンド」。ディレクターはバイオハザードで有名な三上氏。ラジコン操作を採用しているところなどに注目すると「ああ・・・こりゃ三上さんやわ・・・(?)」と思うところが多々あります。大神とは大きく違うテイストなので、大神を作ったクローバースタジオだから買おうかな、というのは絶対にやめることをお勧めします。だってこのゴッドハンドという作品、最近のゲームではあり得ないぐらいマジでムズイですよ(´・ω・`)

※ネタバレなし


 拳なゲーム

先ほど指摘した通り、三上節が微妙に炸裂している今作ですが、ジャンルはアクション。
しかもアクションはアクションでも拳だけに焦点をあてた何とも漢気溢れる意欲作です。
銃や刃物は一切禁止!・・・ていうかありません(´・ω・`)
一見拳だけしか使えないという点に自由度の低さが感じられますが、
個人的には杞憂にすぎませんでしたね。
拳だけに全てのアクション要素を詰め込むその潔さ、むしろ快感であります。




 “拳”が繰り出す爽快感

一言断っておきますが、ここでいう爽快感とは無双系のものと違います。
無双系ってやつはワラワラと出てくる大勢の敵を一掃するところにあると思うんですが、
今作の場合、まず大勢の敵を一度に相手にするということはありません。
敵が5人ぐらい一気に出てくるというシチュエーションもあるわけなんですが、
敵を倒すとなる場合、1:1というタイマン構図を余儀なくされます。
そして、この1:1という構図に今作の爽快感は集約されるのです。

まず、ザコ敵といえでも慣れるまでは倒すのに非常に苦労する点。
相手の体力が高い云々の問題というよりも、敵が普通に強いんです。
主人公の攻撃をガードするし、ダメージをもらったら結構体力ゲージが減ります。
複数人数を相手にする場合は、一歩間違えればタコ殴りにされる可能性もあり、
いつだって気を抜けません、ていうか常に本気にならなければ確実に死にます。
ゲーム全体の難易度設定がとにかくストイックなんです。
参考に言いますが、私はチュートリアルだけで5回は死にました(´・ω・`)

続いて、“殴る・蹴る”だけしかない攻撃方法(例外もありますが)。
慣れるまでは大変なんですが、慣れてしまえば超楽しくなります。
右スティックで軽やかに攻撃を回避し、×/□/△で繰り出すコンボ攻撃。
気分はさながらキックボクサーといったところ、冗談じゃなくて。
何ていうか・・・上手く回避できた時とかコンボが上手く決まった時とかって
凄く自分に陶酔出来るんですよ、「ああ、今の格好良かったな」って。
デビルメイクライに近い感じなんですよね、そういうところは。

この2点が合わさることによって、1:1という構図に爽快感が見出されると思います。
やっぱり、難易度が簡単だったらあまりにもあっけないと思うんですよ。
難しいからこそ一つ一つの戦闘に燃えることが出来るというか。
そして、難しいからこそコンボが決まったときメチャクチャ嬉しいというか。
この高ストイック度なくしては、今作の面白さはなかったでしょうね。




 バカゲーテイストがまたイイ感じ

殴るって行為は一種ギャグ要素がつきまとうと思うんですよね。
例えば、「北斗の拳」とかってあれを大真面目にやるから
逆に笑えるってのがあると思うんですよ、うん多分・・・。
だからこそ拳を前面に出した今作はバカゲーテイストにしたのかな、と思いました。
ゲームを進めていく上でもそこまでシリアスにならなくていいですから、
気軽に出来るってのもあるし、アクション部分を純粋に楽しめるってのもあります。

この世界観にちなんで存在しているのかはわかりませんが、
今作ではカジノが金策の一つとしてあります。
まあやればわかるんですが、ドラクエと同じようなものです。
いつでも出来るところにちょっとした開発者の暖かさ感じられますね。
決してゲーム本編と関係ない要素をおざなりにしないところにも好感が持てます。




 ランダム要素がネック

凄くいい感じでここまで書いてきたんですが、ここからは今作の問題点です(苦笑)。
正直、アイテム出現にしても悪魔出現にしてもランダム要素が強すぎます。
補足ですが、悪魔とは通常の敵を倒したあとたまに出てくる化け物のことです。
通常の敵よりも遥かに強く、戦いの後は大体体力ゲージがピンチになってます(ノД`)

話戻しまして、ランダム要素が強すぎるということなんですが・・・
例えば、木箱に運よく回復アイテムが入っていたら超ラッキー。
クリア出来る確立が急上昇します、誇張はマジで一切ありません。
それだけ今作は体力に悩まされる場面が多いのです。
逆に、回復アイテムがない状況で何気なく倒した敵が悪魔化したら大ピンチ。
とりあえず私の場合は死確定ですね(´・ω・`)

ここはしっかりと調整して欲しかったというのが本音です。
ある程度出る場所は決まっているように思われるんですが、
やはり曖昧で運の要素がどうしても強くなってしまっています。
実力でカバーできる人はカバーできるかもですが。




 全体的に安い作り

制作費を抑えたのか何のか不明なんですが、全体的にチープです。
微妙に粗いグラフィック、メリハリのないストーリー(今のところ)、
平凡なイベントシーンなど挙げれば結構あります。
特にイベントシーンは安すぎます、ドラマ性がないってこういうことなのか・・・
個人的にはもっとオリヴィアの出番を増やせと言いたい、少なすぎだろ!

おバカな世界観、システムなどは好きだったのにちょっと残念ですね。
あ・・・こういうチープなところも世界観の一つなんでしょうか。
開発者の思惑を知りたいところですな、ここは。




 結論

面白い!少なくとも私は超面白いです。
拳だけに焦点を当てるってちょっと冒険かと思われるんですが、
上手くシステムに収めたと思います。ちゃんと機能してるし。
しかし、残念な要素が結構あることもまた事実。
しかもかなり人を選ぶゲームであることも確かです。
最初に死にすぎてストレスが先行することもありえます。
自分自身の性格やゲームの趣味と相談されることを強くお勧めしますね。
最初に言いましたが“大神のクローバースタジオ”はこのゲームにはありません。
もう別物です。別物すぎてクローバースタジオがよくわからなくなります。



関連リンク
ゴッドハンド
大神
クローバースタジオ




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