2008-11

[NDS] インプレ21 : 『ボクらの太陽 Django&Sabata』

ボクらの太陽 Django&Sabata タイトル ボクらの太陽 Django&Sabata
 ジャンル アクションRPG
 対応機種 ニンテンドーDS
 対象年齢 CERO 【A】 (全年齢対象)
 開発元 コナミ(小島プロダクション)
 発売元 コナミ
 発売日 2006/11/21

 プレイ時間 2〜3時間、未クリア
ソフト自体にそのまま太陽センサーを搭載させ、それをゲームシステム部分に上手く絡めた異色作『ボクらの太陽』が発売されてから早3年。同シリーズの最新作が昨日11月22日にハードをDSに移して発売されました。太陽センサーの排除、DSの2画面の使い方など開発者側としてはいろいろと悩むところがあったんでしょう。今作は、マイナーチェンジながらも今までのボクタイとはいろいろと変わっているとことがあるようです。個人的にその変化が成功かどうかは言いにくいところです。如何せんシリーズ未経験者なので(;´∀`)

※ネタバレなし
※シリーズ未経験者




 基盤はシッカリなACT

最近のDSゲームでジレンマとなっていたところが2画面の使い方だと思います。
まあ最近問題になったというよりも永遠の課題ともいえるもんですが、
2画面あるということによりゲーム本編から伝わる情報をどのように表示するか、
またはタッチ機能を持つ下スクリーンの使い方はどうするのか、などなど
その異質的な特徴を持つ故、そのゲームを生かすか死なすかも開発者次第です。

反面教師として最近で言えば『テイルズ オブ テンペスト』が挙げられますが、
そーゆうゲームと比べても、今作の2画面の使い方はかなり成功しているといえるでしょう。
A.RPGというジャンルの性質上、イベントシーンなどもよく挿入されるわけですが、
決してプレイヤー側が混乱することはなくスムーズかつ円滑にプレイできます。
上画面は天気情報とイベント、下画面はACT部分である戦闘と住み分けができており、
どことなく安定した印象を持ちました。インタフェースは上々の出来です。

これは“シリーズモノ”というところに起因しているのかもしれませんが、
肝心の敵との戦闘であるACT部分は大安定の出来です、普通に面白い。
剣系を武器とするサバタ、銃系を武器とするジャンゴの二人がいるため、
戦闘自体に幅が出来るというところが大きいんでしょうかね、おそらく。
グラフィックはドット絵ですが、自由に動き回ることも出来ます。
見がたいポリゴンにするよりはよっぽど建設的に感じます、個人的にはね。
ドット絵でもここまで出来る、携帯機ですがこのように感じさせてくれます。

ファミ通のレビューでは「難易度が高い」と書かれてましたが、事実です。
武器類での攻撃だけでなく、盾でのガード、属性攻撃などの要素があるため、
必然的にプレイヤーを考えさせることが多くなり、駆け引きが困難になります。
細かいところをツッコミますと、ガード要素を取り入れているからなのか、
中堅の敵の場合、こちらが攻撃を外すとかならずカウンターを仕掛けてきます。
結構そのダメージも大きく、回復アイテムを必要とさせる場面も多々アリ。
そのためのガードなんでしょうけど、プレイヤーのガード操作を前提とさせた
敵の手痛い攻撃というのも少しばかり「どうなのかなー」と感じました。
いや、幅が利いていいとは思うんですけどね・・・難易度上昇は否めません。
今作はかなり低年齢層にも意識したゲーム作りを心がけていると思われますが、
この難易度は小さい子にはどうなんだろうか、少なからず抵抗は覚える気がします。




 太陽センサーの排除は・・・

ボクタイシリーズといえば太陽センサーという感じらしいですが、
残念ながら今作には太陽センサーは搭載されていません。
代わりにギジタイ(擬似太陽)というゲーム上に天気が存在しています。
上画面にその天気情報は表示されていて、場所により天気が変わります。
これはストーリー部分でも物語に絡む要素となっていますし、
ゲーム自体の敷居を下げる意味でも重要なところとなっています。
開発者側もこーゆうところを想定して太陽センサーを排除したのでしょう。

・・・が、正直なところを言いますと「物足りなさ感」が漂いますね。
私はシリーズ未経験者です、だから太陽センサーを利用したことはありません。
ですが、太陽センサーがもたらす楽しさはどことなく想像できます。
実生活との繋がり、そのライブ感によるゲームプレイへの影響は大きいでしょう。
「プレイに太陽が必要」というのは様々な弊害が付きまといますけど、
逆にそれによりゲームプレイへのモチベーションの保持は高まる気がします。

今作のギジタイは結局プログラミングされた天気でしかないわけです。
実生活で快晴となったときのwktk感も無論感じられないわけです。
天気がゲーム本編に多大な影響を及ぼすことに変わりはありませんが、
プレイヤーが思うところはかなり変わっているわけです。
だから一種の“物足りなさ”が生まれてくるんだと思います。
オプションとして前作の太陽センサーを使えるようになってはいますが、
結局今作はギジタイを前提としたプレイを想定しているわけですから、
これはオマケ程度にしかならないんじゃないでしょうか、わかりませんが。

でも・・・述べた通り敷居を下げるという意味ではかなり大きいところです。
難しいところですよね、私はまあ太陽センサーなくても面白いとは思いますが。
「センサーありきのボクタイ!!」という人には考えるところがあるでしょうな。




 結論

携帯機でこれだけのA.RPGが遊べるならば満足なところだと思います。
イベント部分にもスタジオ4℃製作のアニメーションが使われていて、
さらに声優もなかなか有名な人が集まっていますから質は高いです。
ACT部分も誰でも楽しく遊べるような出来となっていますから、
根本的な面白さについては保証します、ちょっと難しいですけどね。

ただ・・・ボクタイという切り口で考えた場合、難点はありますな。
如何せん太陽センサーがないわけですから、しつこく言いますが。
これについては人によって思うところは変わってくるでしょう。
あくまで私の意見ですが、いろいろな人にボクタイを遊んでもらうという意味でも、
センサーを排除してギジタイを採用したのは冒険的な試みで良かったんじゃないかな。
独特のライブ感が損なわれたのは残念ですが、このままでも面白いと思うので。

ハードはDSになりましたが、操作感は決して悪くありません。
全体的に高い水準でまとまっていますので、裏切る出来ではないと思います。
太陽センサーがなくなったことにどう思うのか、ここが全てでしょうね。




関連リンク
ボクらの太陽 Django&Sabata
小島プロダクション

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